T2R Pro ファーストインプレッション

T2R Proでシェイクダウンを済ませので雑感をメモ。

T2R Pro、非常によく出来ています。
材質を変えてコストダウンしていますが、
キチンと最新の機能は投入されていているので
セッティングの幅、メンテナンシビリティ、
いずれもT2シリーズには劣っていません。


ホイールハブはプラスチック製で強度に不安がありますが、
精度は良く、ピンに対してパチンとはめ込む事ができるので、
ピンをなくすこともなさそうです。
アルミと比べて耐久性はおとるでしょうから、
どれぐらいもつのか試してみたいところです。


ショックはT1の頃から変わってませんね~。
ピストンの穴の数をワンタッチで変更できるシステムは健在です。
最近はアルミボディも出てますが、プラボディでも十分。
ショックの取り外しも3mmレンチを回すだけ。
保管時はこうやって外しておくと良いそうです。


FRPのショックタワーですが、思ったほど見た目も悪くなく。
メインシャーシも含め、全体的なガッチリ感はおとりますが、
ほとんど気にならないレベルです。
実はメインシャーシとショックタワー、アッパーデッキをカーボンにアップデートしてみようかとも思ったんですが、
それだけで$200超えるので辞めましたw
ちなみにターンバックルやドライブシャフトアルミハブなど、
T2009のパーツを投入するとT2009本体が買える値段になるのは何故でしょう・・・w


ドライブシャフトはアルミ製ですぐ傷が入るので結構柔らかそうです。
ここが一番心配ですね。
しっかりグリスアップしてユニバのピンがきちんと止まっているか、
シャフトが曲がってないかをこまめに確認する必要がありあそうです。


サスアームはシムのサイズでトー角を変化させ、
3種類のプラパーツと2箇所のネジ穴でスキッド角を変更。
調整のしやすさと、幅の広さはさすがですねー。たぶん変えないでしょうけどw
アッパーリンクの位置もネジ1本で変更出来ます。
僕はこれでロールセンターを積極的に変化させる事が多く、
重宝しています。(セッティングマニュアルに書いてあります)


プーリーは34T/20Tで2時減速比は1.7。
タッキー&ルッキー(13.5T)の推奨ギア比は4.60。
スパー84T/ピニオン31Tで4.61になるので早速装着してみると・・・

「入らなーいw」

とりあえず27Tのピニオンは装着できたので、
スパーとピニオンの歯数の合計が111までは大丈夫なハズ。
仕方ないのでスパーを78T/29T(4.57)にしてみます。
手持ちが無いのでRC Maniax Web storeでお取り寄せ。

でもXRAYのギア比一覧には87T/34Tまで載ってるんですよネ。
上手く取り付ける裏技でもあるんでしょうか。

ギアの話ついでにちょっとTIPS。

・歯数の合計で中心距離が決まる。
これは言い換えると、「90T/60T」と「135T/15T」の中心距離は同じということ。
これを利用すれば自ずと装着出来る組み合わせが限定できるので、
新しいスパーとギア買ってきたけど装着出来ない!なーんてことがなくなる。

・スパーとピニオンの歯数が多いほど静か
受け売りなので原理はわかりませんが、
数が多いほどかみ合わせのロスが少なくなるって事でしょうか。

・歯が小さいほど高効率で静か
これも上記と同じ感じの理由ですかね。

・スパーとピニオンの歯数が互いに素(1と-1以外に共通の約数を持たない)であることが望ましい。
これは小石を噛んだりするとよく特定の歯だけ傷がついちゃったりするアレですね。
互いに素であれば、まんべんなく全部に傷が入りますw
逆にいうと歯がまんべんなく噛み合わさるので偏りがなく、耐久性に優れているってことですね。

ギアに関してはここが参考になります。
http://www.khkgears.co.jp/gear_technology/basic_guide/KHK357_2.html


ベルトテンションはデフの位置を変更して調整します。
デフは偏心したプラハブでバルクに固定されており、
このプラハブを回転させることでデフの位置を変化させることが出来ます。
プラハブには爪がついていて7段階に固定出来ます。
見えにくいのでマジックで印をつけておくと見やすいです。


T2R Proにはアッパーデッキをかさあげするパッドが付属しています。
これはリポバッテリとアッパーデッキの干渉を避けるためのもので、
これがないとアッパーデッキが低すぎてシャーシ内に
一般的な角形ハードケースのリポが搭載できません。
僕はアトラスの3200mAhを使っていますが、パッドをつけた状態で
クリアランスは1mm程です。


ステアリングクランクにアッカーマンをサクっと変更できるシステムが載っています。
これはT2’007からでしたっけ。
ステアリングクランクが水平でアッカーマンが一番強くなるそうです。


メカ積みは、センサーケーブルが邪魔で・・・。
黒い短めの汎用のケーブルを買ってきます・・・。
ESCが小さいのでスペース的には随分楽です。


というわけでXRAY T2R Pro。
これから活躍してくれることでしょう!

それと!

きちんとT2R Proを評価したい!
ということで、面倒な事が無い限り、オプションは投入しないことにします。
できるだけノーマルパーツで。
目標は1年間、無事故、無違反、部品交換無し!

頑張りまーすw

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